元祖「ぎょうざ苑」のブログ(神戸南京町)~味噌だれ餃子発祥店~
餃子の豆知識(其の三)
2012年11月03日
「餃子」は中国ではお正月(春節)には「おせち料理」として食べられています。その訳は・・・
餃子(包子)は、その発音が交子(子を授かる)と同じであることや、清代の銀子(貨幣)の形に似ていることからも、財を成す「縁起の良い」食べ物としても珍重されています。また「交」には「続く、末永し」という意味もあり、春節には長寿を願い食されています。また皇帝も王朝と社稷の永続を祈願し春節のときだけ餃子を食したと伝えられています。
「餃子」という漢字は日本だけの漢字です。上記の意味から「食べて交われば子ができる」という漢字を作りました。中国語ではさらに意味を持ちます。
つまり餃子は、お金に形が似ているので財を表し、発音から子孫繁栄(子宝)を、漢字から永続(長寿)と中国では、とっても大事な縁起のいい食べ物なんですね。通販限定の「三宝餃子」は、さらに三つの宝(海老・・・栄養価が高く、長い髭は長寿を。椎茸・・・免疫力を高める事で元気に。蓮根・・・美容に良く、おめでたい野菜)を加えて販売しようと思ったのは、餃子の持つ特別な背景があったからなんですね。
「いつまでも元気で若く!福を呼ぶ餃子!」・・・餃子がなぜ?みんなに愛されるか?・・・それは餃子がみんなに福をもたらす食べ物だからだと思います。
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